2022年6月号①(上旬号)を公開
2022年6月6日収録
※機械による文字起こしをご提供中。誤字・脱字等が含まれる場合がございます。
ワールドフォーキャストの会員の皆さん、こんにちは、藤井厳喜です。ただ今、6月6日の夜です。今日のアジェンダからまいります。
1番目、お詫びと訂正
トランプのホワイトハウスに勤めていたケリアン・コーンウェイという女性が裏切って反トランプ本を出したという話をしましたけど、肩書をホワイトハウスの報道官と誤って言っていました。彼女はホワイトハウスの大統領顧問であったということで、これをお詫びともに訂正させていただきます。
2番目、アメリカのサスマン無罪に残念
アメリカで行われておりました大事な裁判なのですが、ロシアゲート事件の中でトランプ陣営を陥れようという2016年ヒラリークリントン陣営の謀略がありました。その中の一部でクリントン陣営のサスマンという弁護士がFBIに嘘をついて本事件の捏造された捜査をやらせようとしたということです。しかしサスマンが残念ながら無罪になってしまいましたという話をいたします。非常に私としても残念です。
3番目、アメリカの南部国境の戦い
南部国境が解放されそうになったのですが、ぎりぎりのところで5月20日にルイジアナ州で良い裁判の判決が出ました。この完全解放をストップしているという状況で、それに関してお話しいたします。特にテキサス州のアボット知事が頑張ってバイデン政権の亡国的な移民政策に抵抗しております。
4番目、ウクライナ戦争を巡る
この戦争を巡ってヨーロッパが現在分裂してきており、はっきり言うとロシアに対する強硬派とロシアに対する穏健派が割れてきているという話をいたします。これを地上波のテレビあるいは日本のマスコミでは、皆が一致団結してヨーロッパ・ウクライナ指示で反ロシアであるかというとそうでもないということです。これはこれで現実として見極めておく必要があると思います。
ロシアが悪いということで経済制裁でも大体一致してきているんですけど、今の戦争が長引くにつれて、いわゆる温度差が生じてきているということです。これを正確に見ておく必要があると思います。
5番目、円安続行
現在、ヨーロッパの東端に位置するウクライナで戦争が行われているということは欧州地域戦争が行われていることと同じなのです。そこでユーロはもっと弱くても然るべきかと思うのですが、そのユーロよりもさらに円が弱いです。日本の周りで戦争が起きているわけではありませんけど、円が弱いという情けない状況です。
6番目、フランスで外交官制度が廃止
これを検討中ではなく廃止しますとマクロン大統領が決定しました。どんなことであるのかを説明を致します。
7番目、海上自衛隊がソロモン諸島へ
この島は小さな国に入るのですが5月に行くことが決まっております。これは第二次世界大戦後、日本の外交史上ポジティブな意味でのかなり大きな第1歩なだと思います。岸田政権で自民党の中で頑張ってくれている人たちがいるということです。
8番目、チャイナでの習近平と李克強の戦い
これが引き続き激しく行われているということで、5月上旬の対決の話はしたと思うのですが、5月下旬にもどういうことがあったかということをお話いたします。
9番目、意味のないIPEF
バイデンさんが東京で開かれた日米首脳会談の時に話したIPEF(Indo-Pacific Economic Framework)は残念ながら、あまり意味がないという、繋ぎのアイデアと言いますが、何か言い残すために手短にまとめて案だけ持ってきましたということで中身はありません。何故そんなことを言ってきたのかというと、公にはされていませんがRCEPを止めてほしいということだと思います。
RCEPというのはチャイナが入ってくるわけです。日本もオーストラリアも入っています。そうすると中心がどうしてもチャイナになってしまうわけです。しかもチャイナの貿易経済に力を与えることになってしまいます。これをとりあえず阻止しないといけません。
しかしアメリカはTPPからも脱退してしまいアイデアもなく、今更入るわけにもいかないというメンツがあるので、新しくIPEFを提案してきたということです。これはつなぎの考えと言いますかテンポラリーにとりあえずこういう考えがあるから「みんな、この指とまれ、よろしくお願いします」という感じで、あまり深く考えてないのでしょう。これは意味がないので、これから形を変えていくだろうと思います。
最後のほうでいくつかアメリカネタで雑談的な話と言いますか、これ自体は少しエグイ話もあるのですが、その辺りもカバーしていきたいと思っています。…