「停戦と低強度戦争」一次的な和平があっても油断できない理由
2022年4月14日収録
要点をまとめると
- 4月7日、NATO外相会談で、大量の最新兵器をウクライナに供与するということが決定した。
- イギリスは、1億ポンドの対空ミサイルや装甲車120両と新型の対艦ミサイルを供与するそう。
- このまま戦争が長引くことになれば、長期的に見て極端なロシア没落のシナリオも見えてくる。
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ウクライナに大量の武器を供与するイギリス
4月7日のN A T O外相会談でかなり最新兵器をどんどんウクライナに供与するということが決まりました。二の足を進んでいたドイツまでかつて東ドイツが持っていた歩兵戦闘車を送るとかで、それからチェコはウクライナに数十台の旧ソ連軍が作っていた戦車を供与するということが既に決まっています。
その中でウクライナにとっては力強いといえば力強いのですが、危険だと言えば危険なのがイギリスのジョンソン首相の動きです。ジョンソンさんは4月9日に自ら首都キーウを訪問してゼレンスキー大統領と記者会見して大量の武器を供与するという約束をしました
前日の4月8日に1億ポンドの対空ミサイルその他の武器供与を決めていて、これは800超の対戦車兵器とか精密誘導ミサイル、それからスターストリークという対空ミサイルを供与すると言っていたのですが、さらに9日にはキーウで新たに装甲車120両と新型の対艦ミサイルを供与すると言いました。
これはロシアの黒海にいる艦隊を狙って利用するということでしょう。
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