「ロシア情勢」プーチンが絶対に総力戦を決行できない理由
2022年7月23日収録
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私はこの戦争が本当に長く続いていきますと、ロシアもかなり苦しくなってくると思います。しかし、現在のところ、国内情勢は均衡を保っていると言っていいと思うのです。今のところウクライナ戦争におけるロシア軍の死者は1,5000人と推計されていて、その3倍くらい負傷していると思われます。1,5000人の死者というのは非常に厳しい数字です。かつてのソ連が痛い目に遭ったアフガニスタン戦争で同じくらい死んでいます。
最近のロシアは普通に徴兵した兵隊が死んでしまわれると評判が悪くなって厭戦気分が国民の間に満ちてくることになるので、ロシアにも民間軍事会社「ワグネル」がありますが、ここを利用しておりお金の問題に帰着してきます。このワグネルでは人材が足りないので囚人まで利用しているという話が出てきています。それこそ凶悪犯か何かで牢屋に入っている人が戦争に行って、ある程度の務めを果たせば無罪にして牢屋から出してやるというような契約でしょう。
戦争映画でもよくありますけど、特攻隊(決死隊)のようなものを編成して、そこに入隊する死刑囚に「このミッションが無事に終われば、死刑の罪を減じて自由の身にしてやるから命懸けでやってみないか」というシーンがありますよね。そういうプロットの戦争映画は確かにありますけど、まさにそんなことをやっているようです。…
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