「世界の選挙状況」各国の保守派の状況と右派を許さないマスコミ



2022年4月14日収録

要点をまとめると

  • 4月6日、ハンガリーの国会選挙でオルバーン首相率いる与党が199議席中136議席を獲得し圧勝した。
  • 独裁とも批判されることのあるオルバーン首相が人気の理由は、アンチグローバリズム路線にあるという。
  • 一方で、オーストラリアでは対中包囲網を進めてきた保守派のモリソン首相が厳しい状況に立たされている。

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まるでトランプ?ハンガリー首相が人気の訳

続いて国際的な選挙の話ですが、4月6日ハンガリーの国会選挙でオルバーン首相が勝ちました。この人の与党フィデスという予想通り圧勝で一時制ですが国会の議席が199そのうち136取ってしまい、三分の二を上回る数を取ったということです。オルバーンさん58歳なのですが、これで確か政権担当者は首相として17年目に入るわけです。1998年に首相の座について1回は2002年には一旦野党になって下野しましたが、2012年に返り咲いて、それから連続4回選挙で勝っています。

ヴィクトル・オルバーンさんは、なかなか立派な政治家であると思うのです。彼は少しトランプと似たところもあって草の根保守であって、アンチグローバリズムで、なんでもグローバルに国境線を開放してボーダレスでやればいいというものではないんだと、やはりハンガリー国民の幸せのために政策をやるという、ごく当たり前のことをやっているわけです。

そして時にはE Uの方針にも逆らってみたりしています。僕が面目躍如だと思ったのは中東からの難民が沢山出た時にヨーロッパの国はウエルカムと言うわけですよ。それは人道的でグローバリズムで正しいようなことを言うのですが、彼は難民を受けられないと言って難民は大部分が中東から来たイスラム教徒なのです。ハンガリーはカトリック中心とするキリスト教の国なのです。イスラム教の難民を沢山入れて定着させたら国の輪が乱れてしまうと言うわけです。

だからキリスト教徒の難民は受け入れるけど、イスラム教徒の難民は受けいれないと、はっきり言ったのです。そして壁を作って入れませんでした。これは立派だと思います。みんな非常に偽善的ですから、例えばこのとき本当に困ったのがイタリアですよね。イタリアは

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