「ウクライナの闇」ウクライナの裏商売とチャイナの軍拡の関係
- ウクライナという国は、兵器輸出という巨大ダーティビジネスを持っている。
- ソ連時代に重工業が盛んだったが、ソ連崩壊後も、ウクライナにとってのドル箱として兵器輸出が残った。
- ウクライナの兵器輸出の一番のクライアントはチャイナで、様々な裏取引が横行している。
ウクライナという国は、巨大なダーティビジネスを持っている。
まず、普通のビジネスとしては、農業が盛んである。ウクライナには非常に豊かな穀倉地帯があり、たくさんの穀物が採れる(特に小麦)ので、世界の穀物市場に輸出している。
そして、この食糧輸出と並ぶもう一つのドル箱が、巨大ダーティビジネスの兵器輸出である。ウクライナがソ連の一部だった頃、ウクライナでは穀物生産と重工業、特に兵器生産の分野を受け持っていた。そのため、ソ連が解体した後も、ウクライナにとっての数少ないドル箱として、この兵器輸出が残った。
この兵器ビジネスには公式な輸出の他に、ウクライナマフィアが密輸をやっているという実態がある。ウクライナの南部にオデッサという港町があるが、ここは国際的な密輸のメッカで、違法薬物や兵器の密輸などが行われている。彼らは、裏の、テロ勢力にまで兵器を売っているのである。
実はウクライナはソ連崩壊後、ロシアにも兵器を売っていたが、ロシアがその兵器を使い、自分たちを弾圧してくることがわかったので、ロシアに対する輸出は無くなっていた。そこで、近年の一番いいクライアントとして浮上するのが、チャイナである。これは、日本や台湾、その他チャイナの圧迫を受けている国にとってはかなり迷惑な話である。
ウクライナが得意とするのは、ローテクでパワーのある兵器産業。中でも、モトール・スーチという会社は、ミサイルや人工衛星を放つときに使われる、巨大なエンジンを製造している。
ウクライナとチャイナの蜜月を一番よく表しているのが、ワリャーグという空母の例。この空母は、ソ連が作っていたものだが、これが完成する前にソ連が崩壊してしまったので、事実上ウクライナのものになった。しかしウクライナは貧乏で、使い用がない状態だったので、くず鉄にして他国に売ろうとしていた。これに目をつけたのがチャイナである。チャイナは、この豊富なくず鉄を使って、遊園地を作る予定だった。しかし実は、これを運ぶ時に、ワリャーグの設計図やウクライナの技術者も、チャイナに渡っていたというが…
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