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「ベリングキャットの正体」反ロシア情報を流し続ける「Bellingcat」は何者なのか?


2022年4月6日収録

要点をまとめると

  • ウクライナとロシアの和平交渉の下準備交渉をしていた人物が3月3日から4日にかけて毒殺されかけた。
  • その事実が世界中に流れたが、その情報源がベリングキャット(Bellingcat)というイギリスの民間の調査報道機関。
  • 情報解析の仕方が素人の域を超えていると言われるベリングキャットの正体とは?


機械による動画の文字起こしをご提供中。読みにくい箇所や、誤字・脱字が含まれている場合があります。

毒殺されかけたロシアの大富豪

イギリスの調査報道機関で民間の機関と言われているべリングキャット(Bellingcat)がどういう存在なのかというお話をしたいと思います。なぜなら最近非常に大事なニュースの時に、この名前がよく出るからです。例えば3月28日に突然浮上して日本のテレビでも流れた情報で、ウクライナとロシアの和平交渉の下準備交渉をしていた人が3月3日から4日にかけて毒殺されかけました。要するに化学兵器ではないかと思われる被害に遭っていました。

この被害者の一人はロマン・アブラモビッチという、ロシアの大富豪オリガルヒの一人と言われている人で、これはプーチン大統領にも大変親しい人だと言われています。イギリスの人気サッカーチームチェルシーのオーナーでもあり、巨大な豪華客船のようなものを一席ならず複数持っており、今回も彼のイギリスの資産が差し押さえを受けているという人物なのですが、この人も被害者の一人だったということです。

この事件があった3月3日から4日にかけ、アブラモビッチさんはウクライナの首都キーウに乗り込んで表向きのトルコでやっている和平交渉ではなく、そのための準備交渉をやっていたということなのですが、この時に彼もウクライナ側の人も全員とは言いませんが被害が出なかった人もいましたが、交渉場所にいた3人が化学兵器の中毒症状と一致するような症状を出したということが言われています。

これが化学兵器でないとすると、超音波兵器のようなものを当てられたのではないかということです。目が充血して手などの皮膚の一部が剥離してしまって、重症ではなくて3人ともすぐに健康が回復したということなのです。

イギリスの調査報道機関、ベリングキャットの正体とは?

その事実が世界中に流れましたが、それの情報源というのがベリングキャット(Bellingcat)という機関というわけです。

結論から言うと、ここはイギリスの情報機関の外郭団体であり、イギリスの情報機関が直接発表すると色々差し支えがあるので、どうやって調べたのかとか、その情報源、それから人脈もばれてしまう危険があるので、一応民間の報道調査機関が特にインターネットの解析を通じてやる会社ではなくて、民間市民団体ということを建て前に経由して様々な情報を流しているのです。つまり情報捜査に使うためのダミー団体と私は考えています。

ベリングキャットが暴いた事件①

何故そういうことが分かるかと言いますと、この事件の前にベリングキャット(Bellingcat)の名前が出たのは2014年の7月にマレーシア航空機17便というのがウクライナの上空で撃墜されており、どう見てもミサイルで撃墜されたという事件が…

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