「ノルド・ストリーム」一体、誰がノルド・ストリーム株を保有しているのか
要点をまとめると
- ロシアとドイツを結ぶガスのパイプライン:ノルドストリームに関してフェイクニュースがある
- 「ロシアが100%出資している」というのは間違いで、実際は株式の49%を欧州の企業が保有している
- きちんと株主構成を理解すると、ノルドストリームの正しい姿が見えてくる
バルト海を経由してロシアからドイツに天然ガスを運ぶパイプライン、ノルドストリーム。この株主構成に関して、「ロシアが100%持っている」などというフェイクニュースが多い。
実際は、ロシアの国営企業:ガスプロムが株式の51%を持っているものの、残りの49%はシェル(英蘭)、BASF(独)などのいくつかの欧州企業が保有している。つまり、ノルドストリームはヨーロッパの各国が積極的に投資をして、国際的な合意のもとに作られたパイプラインであるということ。
きちんと株主構成を理解すると、ノルドストリームが欧州のエネルギー政策の中でどんな役割を果たしているのか、正しい姿が見えてくる。
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