「欧州分裂」ウクライナ戦争をめぐる欧州の2つの態度
2022年6月6日収録
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ロシア包囲網を形成して経済制裁するということにおいては、かなりはっきりしてきて、EUの国もNATOのメンバーであるアメリカもカナダも賛成をしているということなのですが、戦争が長引いてきて強硬派と穏健派と言いますか、ロシアに対する態度が分かれてきています。
強硬派の方はイギリス、ポーランド、チェコ、フィンランド、バルト三国、また東ヨーロッパの国の中でハンガリーは例外で親ロシアに近い方なのですが、それ以外の国でロシアに近く国境に接しているような国です。
こういった国はウクライナを徹底支援してロシアに僅かでも侵略の報酬を与えない、つまりウクライナの国境の外側に全部ロシア兵を追い出すというところまで戦争を続けないといけないという考えです。
それに対して、そのためのかなり攻撃的な射程距離の長い兵器でミサイルや大砲とか戦車などを供与してきたし、今までをしているけど今後も供与すべきであるという考え方です。
そして穏健派もしくは妥協派の方はロシアが悪いことには違いないが、ロシアを徹底的に追い詰めるというのも問題だろうと言っています。ウクライナ側もロシア系住民が住んでいるところについては、一定の妥協をして然るべきではないかと、そして早く戦争を終わらせるということが非常に重要だといった考え方をしているグループには、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリアなどが含まれるということです。
カナダはヨーロッパでありませんが強硬派の方です。バイデン政権アメリカとしてはNATOの盟主ですから、強硬派と穏健派をまとめていかないといけないのですが、バイデン政権はどちらかといえば…
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