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2022年11月号②(中旬号)を公開


2022年11月14日収録

※機械による文字起こしをご提供中。誤字・脱字等が含まれる場合がございます。

ワールドフォーキャスト11月中旬号のアジェンダ

ワールドフォーキャストの会員の皆さん、こんにちは。藤井厳喜です。只今11月14日月曜日の夜です。

アメリカを中心とする動きをまとめてみたいと思います。まず、初めに2つお詫びしなきゃいけないのは、一つは米中間選挙の予測です。思ったほど当たりませんでした。残念です。これは非常に大きな選挙妨害があったことは、ある程度予測できたんですけれども、その全容が予測できなかったことが大きかったと思います。

ただしアメリカのマスコミが言っていること、またそれをタレ流している日本のマスコミが言ってることは、今の時点でもまだそのまま信じない方がいいと思います。例えば、上院に関しても、アメリカの民主党が50議席を確保したと言っていますが、実は50議席目はアリゾナ州で取ったと言っているんですけど、まだ確定していません。ですから、今のところ49対49です。アリゾナはどう転ぶかまだわかりません。州知事選挙の方もわかりません。もう1議席は、ジョージア州で決選投票になりますから、12月上旬までわからないということで、両方共和党が勝てば51取ることもあります。

下院では、ほぼ共和党が多数を取ると思いますが、435議席ですから、218取れば多数ということ。ぎりぎり。まだ共和党はそこまで来ていないんです。これはリベラルなアメリカの大手メディアは、まだ民主党が逆転する可能性があると言ってます。これもどう転ぶか最終的にはわかりませんけれども、どうも見たところ、前回のワールドフォーキャストでお知らせしたように、非常に多くの州、多くの選挙区で、不正行為が行われています。それこそ、このボールペンで黒く塗ったら有効だけれども、その選挙投票所で渡されたシャープペンを使ったらダメであるとか、サインペンでも青いサインペンで投票したら無効になるとか、そういったことがいっぱい実際に起きています。

おそらく、私は共和党は20議席ぐらい損したと思います。ですから、ここで本当のレッドウェーブは起きたと思います。レッドウェーブというのは、共和党に対するものすごい有権者の流れが来た。しかし、それを選挙不正で妨害したというのが、今回の選挙結果だったと思います。これは2020年の時と同じようなことです。残念ながらそういうことが起きている。他の国で起きていることに日本は関係ないということじゃなく、日本にものすごい大きな影響力が経済的にも政治的にもあります。

しかし、残念ながら、日本の国益にとってプラスの結果が素直に出なかったということ。「レッドウェーブは起きなかった。選挙予測が間違ってたんだ。世論調査が間違ってた。」と言う人がいますけど、私はそう思いません。複数のいろんなリベラルな、あるいはコンサバティブなそれぞれバイアスがあるわけですが、予測を見ても、どこでも大体共和党が優勢で、しかも選挙日が近づくにつれて、共和党の優勢がどんどん伸びてきているという数値の世論調査が多かったんです。ですから、それは正確だったと。

しかし、それが大規模な不正行為によって妨害されてしまったというのが、今回の結果だったと思います。残念ながら、私もそこまで読み切れなくて、正確な予測が出せなかったということは、皆さんにお詫びしなきゃいけないと思います。

1、「トランプの嘆き」日本では決して報道されない米中間選挙の実態

2、「民主党、反撃の謎」共和党優勢の州でのみ起きる機械の不具合

3、「破壊された民主政治」中露が高笑い…民主党が壊したアメリカの伝統

4、「第5次世界大戦」ウクライナ、台湾…戦争を起こしたいバイデンの狙い

5、「暴露された証拠」不正選挙関連の映画作者逮捕に絡んでいた”ある国”

6、「米知事選挙」2024年は共和党不利?大統領選を左右する知事選挙

7、「イーロン・マスクの正体」トランプのTwitterアカウントは復活するのか?

8、「バイデンの嘘」実現不可能な公約で票を獲得するバイデン

9、「バイデン流デモクラシー」日本も他人事じゃない…衰退するアメリカのリアル

2番目は、やっぱりアメリカで11月10日にCPI(Consumer Price Index)が発表されて、消費者物価指数が市場予想よりちょっと低かったと。それで一挙に1ドル138円ぐらいまでの円高の戻りがありました。残念ながら、これについても警告することはできなかったということは、こちらとしても申しわけなかったと思います。そこまでは私もさすがに想定外でした。

しかし、アメリカドルへの資産の分散、私は金融資産の20%ぐらいは米ドル建てで持っていた方がいいと思ってますが、この方針は基本的には変わらないし、大きな流れのドル高円安は大きくは変わらないと思います。FXをおやりになっている方もいらっしゃると思いますが、この外貨証拠金取引というのは、先物でレバレッジをきかすと物すごく危ない。レバレッジをきかせると博打になってしまいます。ただ、現物で持っていれば、あるいはレバレッジをきかせなければ、外貨証拠金取引でも現金を持ってるのと一緒ですから、必ず相場の戻りがありますから損することはないということ。これは長期的な視野から言えると思います。

10、「CPIの総評」一挙に株高・円高…歴史的な過剰反応の謎

11、「米国のインフレ」まだまだ楽観視できないインフレ再燃の可能性

12、「円安はもう終わり?」ドル円の次の節目は?藤井厳喜の長期トレンド予測

13、「防衛費UPのウラ側」狙いは日本防衛ではない…岸田首相の最終目標とは?

14、「FTX破綻」連鎖的に起こる金融業界の動揺

15、「北朝鮮への対応」日本とアメリカがとるべき姿勢とは?


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