「ドンバス大戦車戦」独ソ戦車戦の再来…勝負を焦るプーチン



2022年4月20日収録

要点をまとめると

  • ドネツク・ルガンスク州のドンバス地方で大戦車戦が起きるのではないかと言われてる。
  • プーチン大統領は、ソ連の対ドイツ戦勝記念日(5/9)までに決着をつけたいと言っているが先行きは不透明。
  • ロシアの戦費も無限ではなく、継戦能力も徐々に落ちている。短期決戦で決着を付けたいという思惑が見られる。

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ロシアとウクライナの戦争、ドンバス地方で大戦車戦が起きる?

今のところ非常に大きな大開戦が行われそうだということです。これはドネツク・ルガンスク州のドンバス地方で大戦車戦が起きるのではないかと言われております。

ウクライナ側に2600輌しか戦車がありませんが、そしてロシアは総体12000輌くらい持っておりますから、数から言うとロシア有利です。そして地理的にも今度はキーウ周辺ではありませんから、ロシア本土からそのまま補給ができますのでかなりロシア軍は有利だと思います。

12000輌あって他のところにも極東からも配備しているわけですけど、全部持ってくる訳にはいかないし、全部持ってきて動かしたところで燃料が足りなくなってしまうので賢くないです。

今、ドンバス大戦車戦が行われるのではないかと言われております。

これは準軍事的に考えると非常に面白い現象でして客観的に戦史という観点から見ますと、戦争の歴史に詳しい方がすぐ思い出すのはクルスク大戦車戦ですね。

これは1943年(昭和18年)の7月4日から8月27日にかけて戦われたドイツとソ連の間の大戦車戦で、戦車同士の戦いとしては史上最大のものでしたが、結果は引き分けでした。双方大体3500輌くらいの戦車が出てきて火蓋を切って、史上最大の戦車戦でした。

ちなみに史上最大の海戦というのは何だったかというと、間違いなくミッドウェー海戦です。

昭和17年6月上旬のミッドウェー海戦で日本は4隻の空母を失いまして、それでも当時はまだ日本の空母の方がアメリカの空母より数があったのです。当時は軍艦空母の数だけだと、ミッドウェー海戦の直後の日本はまだ数的には有利でしたが…

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