「日台の国防意識」徴兵延長に向かう台湾と核共有の議論もない日本
2022年4月6日収録
- 3月22日、台湾民意基金会が新しい世論調査を公表した。
- 調査によると、76%の台湾国民が軍事訓練義務の延長に賛成している。
- また、「女性にも軍事訓練を義務化すべきであるか」についても、女性達の過半数が賛成している。
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76%の台湾国民が軍事訓練義務の延長に賛成
当然ウクライナ危機の影響を受けて、東アジアでも緊張感は高まっています。チャイナが台湾を攻撃・侵略して併合するのではないかという危機感を台湾国民は強く持っています。非常にまっとうな反応だと思います。
ここで非常に力強い数字が出てきました。それは台湾の民間シンクタンクである台湾民意基金会です。「民意」というのは国民の意志の「意」ですね。台湾民意基金会が3月22日に新しい世論調査を公表しました。これは割と今までの印象でも政治的に中立な世論調査の数字を出すところですけども、なんと76%の台湾国民が軍事訓練義務の延長に賛成しているということです。
そして台湾では2018年の12月に60年以上続いていた徴兵制度が廃止されて、志願制へ移行しました。しかし事実上の徴兵に近いものが残っていまして、18歳以上の男性に関しては4か月間の軍事訓練を受ける国防義務が存在するということです。
4ヶ月間では兵隊さんとして一人前にはなりにくいと思いますけれど、でもいざという時に有事行動ができるような軍事的な常識とか基礎的訓練をやると、いざという時に受けた人たちが志願して軍に入ってきて、すぐ軍人として使い物になるというわけです。一から軍事訓練やらなければいけないというと大変なことになってしまいます。
4ヶ月の軍事訓練を伸ばすべきではないかという、案によっては4ヶ月を一年にすべきではないかという話も出ていますけど、この世論調査をしたところ国民の76%が賛成しています。もう正しく、国際的な台湾に襲い掛かってくる危機というものを国民が自覚しているということです。
「女性の軍事訓練義務化」女性達の過半数が賛成
3月21日に台湾の国会立法院で議論がありまして自国軍の兵力が18万しかいないけど、兵士数を増やす計画があるかと言われたら国防大臣が専門家チームを使って、この軍事訓練延長について検討を進めていて年内に答えを出すといったそうです。
なお、この世論調査によると女性にも軍事訓練を義務化すべきであるかという主張に対して、女性達の過半数が
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