「FRB利上げ」国際政治学者が予測するドル円、株、仮想通貨の未来



2022年6月18日収録

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6月15日にFRB(厳密に言うとFOMC)が0.75%利上げ決定という話をいたします。これが先月は0.5%という話だったのですが、0.75%ではないかという説が出て直前には0.75%説が市場に広く行き渡っていました。だから、あんまりサプライズはなかったわけです。だいたいの相場というのは、こういう決定が出るときに予想通りだと、むしろ織り込み済みと言われるので、あんまり相場が動かなかったり、逆の方向に動いたりするということもあります。

0.75%という数値は、さすがに株の方は大きなダメージを受けるでしょう。実体経済の方がかなりブレーキを踏まれて景気が悪くなるということで、株はアメリカでも日本でも思い切って下がりました。これが面白いことに話題の出た2日前の6月13日に0.75%で行くという予想がされていたので、アメリカのダウ平均は30,000ドル超の30,516ドルまで下がりまして、その後に反発をしたのですが6月16日の終わり値は30,000ドルを切りました。29,927ドル70セントということです。

これはワールドフォーキャストをご覧の方には、ずっとお話ししてきたことで驚かれないと思います。なぜなら私は去年からアメリカの株は下がりますと言っていたからです。インフレが起きてそれを抑えるためにFRB が今まで金融緩和していたものを急に引き締めると景気が悪くなって、そうなれば株価が下がるということにつながります。

だからダウ工業平均3万ドルくらいまでは落ちることを覚悟しておいてください、そうなっても慌てないでくださいと言われていた事態がまさに6月に実現したということです。この時点ですでに30,000ドルを切っているということは、今後また利上げが続きます。5月の消費者物価指数が年率8.6%上がってしまいました。…

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